ミケの英語チャンネル

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【ディベート】立論〜説得力のある意見とは〜

最近、論理的思考能力が注目されています。

論理的思考とは、物事を結論と根拠に分けて、その繋がりを意識して理解する思考法です。

物事を論理的に捉えながら伝えることで、利き手にもわかりやすく自分の主張を伝えることができ、また、問題解決の際にも原因の分析や解決策の立案に効果的です。

今回はこの論理的思考(ロジカルシンキング)について、説得力のある立論の方法を紹介していきます。

 

そもそも立論とは

立論とは、聞き手を説得させるものであり、「ロジックを立てる」・「具体性を示す」・「主張の影響力を示す」などはあくまで自分の主張を伝える手段です。

 

説得力を持たせるための手段

相手に自分の主張を納得させるためには、論理的な話をする、具体例を示す、正確な比較をする、現状との正確な比較をする、などの手段があります。

この手段を使って、「何がしたいのか」を伝える必要があります。

 

「手段」をどのように使うか

手段を用いて自分が利き手にどのような意見を持っているか、を示す必要があります。

具体的には、あるテーマやトピックに対して、賛成派は現状にどのような課題があり、それを解決するためにどのようなことを行うのか、を伝えます。

それに対して、反対派は何に対して反対するか、トピックにより、将来どのようなデメリットがあるか、を伝える必要があります。

アーギュメントとは

アーギュメントとは、トピックに対して肯定/否定する上で必要な主張を指します。

 

論理的な話し方「AREA」

論理的な主張を行うための手段として、AREAという話し方があります。

これは、Assertion(主張)・Reason(理由)・Example/Evidence(具体例/根拠)・Assersion(主張)の頭文字をとったものでこの順に話すと聞き手にわかりやすく自分の主張を伝えることができます。

具体例は以下のようなものです。「小学校から英語を勉強するべきだ」というトピックに対して、
Assertion:小学生から英語学習をする必要があります。
Reason:なぜなら、世界中の人と交流する機会が増えたからです。
Example/Evidence:例えば、インターネットを利用して世界中の人と仕事をしています。
Assersion:なので、小学校は英語学習に力を入れるべきです。

このように、自分の主張に対しての理由や具体例を加えることで、聞き手がより納得しやすい立論を伝えることができます。

 

インパクト(影響力)を意識する

インパクトとは、その状態/変化が持つ、重要性や価値のことを指し、「Impact(影響力)=Quality(質) x Quantity(量)」で示すことができます。

インパクトを加えることで、自分の立論はより説得性が増します。

 

まとめ

自分の意見を相手に理解してもらうには、よりわかりやすく伝える必要があります。そのため、難しい専門用語などを使う機会を減らして、AREAを意識しながら自分の意見を利き手に伝えてみるところから初めてみてください。