本日はディスカッションを行う上でのテーブルリーダー(TL)の役割についてまとめさせていただきます。
今回のブログでは、日本語・英語に関わらずグループでディスカッションをするためのコツを紹介していますので、会社の会議はもちろん、大学や就職活動でのグループワークにも役立てることができます。
TLの大きな役割は大きく分けて2つあります。
- チーム全体の話の方向性を定める
- チームメンバーの意見の深掘りする
これら2つの役割について紹介していきます。
テーブルリーダーの役割
TLはディスカッションが円滑に進むように、全体の流れを修正し、メンバーが話しやすい環境を作ります。
そのため、TLが話しすぎることは望ましくなく、寧ろメンバー全員がTLとして、意見を交わすチームメイクを心がけることが理想です。
ディスカッションを始めるために
グループディスカッションの多くは、自己紹介・ディスカッション・質疑応答の3つで構成されています。
全体の自己紹介
自己紹介は、相手の名前や趣味・職業など相手に自分のことを紹介する大切な役割を持っています。
そのため、TLは何が好きなのか、出身はどこか、仕事は何か、などの話を振ってグループ内の緊張を解して、ディスカッションを円滑に進めるための準備をする必要があります。
また、1人1人に時間を長くさいているとグダグダになるため、時間配分も意識してください。
ディスカッションとは
相手の意見を受け入れて、価値観を共有する
まずディスカッションをする上での前提として、トピックに対して相手の価値観を受け入れることが大切です。
価値観を共有することで、ディスカッションをする上でのゴール(結論)をグループで見つけることができ、チームの方向性を定めることになります。
例えば、「海と山のどちらが好きか」というトピックに対して、海派と山派の人に別れてしまいますが、海にも山にもどちらにもそれぞれの魅力があり、それに対する個人の価値観は違います。また、同じ海派でも泳ぐことが好きな人と海の生き物が好きな人とでは、意見が異なります。
そのため、自分の意見を主張するだけではなく、相手の意見を尊重して、価値観を共有することが大切です。
質疑応答
ディスカッションを行い、グループで話を深めて共有するためには、トピックについて話を膨らませる必要があります。そのために必要な手段は質疑応答です。
自己紹介やディスカッションを行う上で、質疑応答は重要な役割を持ちます。
相手の考えを引き出し、円滑に方向性を定めるために5W1Hを意識して質疑応答を行うことで、相手の意見を深堀りしていきます。
相手の考えを読み解くために必要なことがWhy(なぜ)とSo(だから)です。
なぜ(Why)相手はそのように考えたのか、だから(So)どうしたいのか、を質問することで相手の述べた意見をグループ全体で共有することができます。
この時に注意すべきことが相手の意見に対して、否定をしてしまうことです。
例えばサッカーが好きなあなたに対して、野球の魅力を語ってくれるメンバーがいたときに、サッカーが好きだから野球の話を受け流すのではなく、中立の立場から、なぜそのメンバーは野球に魅了されているのか、をしっかりと聞くことが大切です。
個々人の価値観を話し合い共有することがディスカッションの魅力なので、みんなの意見は大きく異なる、ということを前提にディスカッションをしてみてください。